交通事故被害者のご家族の方へ

身内が交通事故に遭ってしまった場合、気が動転して冷静な判断ができなくなってしまうことがあります。例えば、経済的な面で大黒柱となっていた方を突然失ってしまうと、お葬式や今後の生活のことですぐにまとまったお金が必要ということで、相手が提示した内容のまますぐに示談してしまうことがあります。
急な出来事で動揺してしまうのは無理もないことですが、死亡事故であったとしても相手の保険会社から最初に提示される金額は低めに見積もられていることがほとんどです。少しでも納得のいく金額を得られるよう交渉することは、全く恥ずかしいことではありません。きちんと弁護士に相談して、後悔しないよう解決していくようにしましょう。
死亡事故の際に請求できる内容
- 逸失利益
- 死亡事故の場合も、本来は今後得られたであろう利益分を補償してもらうことができます。
- 慰謝料
- 死亡した方にも慰謝料は支払われます(それを遺族の方が相続することになります)。
また、それとは別に遺族の方固有の慰謝料も認められます。
- その他葬儀費や今後の生活費、
死亡が確定するまでの医療費なども請求可能です。 - 初めてのことでよくわからないことも多いかと思いますが、弁護士にご依頼いただくことで、
本来請求できるはずだったものを請求せずに終わってしまうことを回避できます。
相続税と所得税について

交通事故によってご家族が死亡された場合、元々ご本人が残されていた財産の相続や、保険会社からの慰謝料の受け取りなどについて、税金が発生します。それぞれ相続税や所得税など扱いが異なりますので、当事務所ではグループ内の会計部門と協力して、税についても依頼者様のサポートをして参ります。
死亡事故におけるご相談のタイミング
交通事故の直後はご葬儀などがあり、ご家族も気持ちの整理ができていないことが多いかと思います。そのため焦る必要はありませんが、少なくとも示談内容にサインしてしまう前にご相談にいらしてください。もちろん早めにお越しいただければ、その分早めに様々なサポートやアドバイスをさせていただくことができます。